昨年3月、有機認証団体BioAgriCert(ビオアグリチェルト)にヴィーガン認証の申請をしました。(過去記事はこちら)
小麦もオリーブも収穫まで度々検査が入り、農園では化学肥料はもちろんのこと、動物性肥料も有機肥料も一切使用せず、農園で種から育てる数種類の植物を、若草の時期に刈り取り作る緑肥(粉末)を土に混ぜて栽培しているので、問題なく2018年に収穫した小麦を使用し2019年2月以降に製造したパスタと、2018年秋収穫分のオリーブオイルからヴィーガン認証の申請が承認されることに先週(1/25)決まりました。もちろん、ひよこ豆もレンズ豆もです!
レッチーノ種オリーブオイル成分分析結果(こちら)に続きまして、左表はオリヴァストラセッジャネーゼ種オリーブオイルの分析結果です。
酸度0.37%
過酸化物価7.4meqO2/Kg
紫外線吸収光度K232 1.75Abs/K268 0.15Abs/⊿K 0.00Abs
*UVスペルトロフォトメーターによるK232の分析で、数値が規定値を超える場合は、搾油したオリーブの実が熟しすぎていた、傷んでいた、またはオリーブミバエの寄生などが原因で酸化が進んだ状態であることが示されます。その他に搾油条件が最適ではなかった、精製油が加えられたなどの場合にも高値を示すようです。
入荷遅れを回避するため、2019年度はTOSCANO IGP申請をしないことになりました。
TOSCANO IGP取得申請の際に実施されます化学分析検査は、23項目が規定値内であることが求められます。
先月12月に、レヴィーニェ農園から2019年度販売分オリーブオイルの成分分析結果が送られてきました。
今回は、酸度・過酸化物・紫外線吸光度(K212/K268/⊿K)の5項目で、左表はレッチーノ種オリーブオイルの分析結果です。
*酸度0.21%
オイルの中に遊離オレイン酸がどれだけ含まれているかを示す。
EUのエクストラヴァージンオリーブオイルの規定値は0.8%以下。TOSCANO IGP取得規定値は0.6%以下。
*過酸化物価6.0meqO2/Kg
オリーブオイルに含まれる主要な脂肪酸、リノール酸やリノレン酸などの多価不飽和脂肪酸の自動酸化で発生する過酸化物、ヒドロぺルオキシドの量。オイルの新鮮さと貯蔵の状態がわかり、低ければ低いほど新鮮である。EUの規定値は20.0meqO2/Kg以下 TOSCANO IGP規定値は16.0meqO2/Kg以下。
*紫外線吸光度K232 1.76Abs/K268 0.14Abs/⊿K0.00Abs
UVスペルトロフォトメーター(紫外線分光光度計)による分析。少ないほど鮮度がよい。
EUの規定値K232 2.50Abs以下/K268 0.22以下/⊿K 0.01以下、TOSCANO IGP規定値も同じ。
明けましておめでとうございます。
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
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